エンジン
縦置きエンジン(346XPNE)
エンジン単体(共立CSV4400)
横置きエンジン(CSE2700)
エンジンチェンソーの心臓部分である、エンジン。
ご存知の通り、混合ガソリンの2サイクルエンジン。縦置きエンジンと横置きエンジンがあります。(当方が勝手にこう呼んでいます)

縦置きエンジンはバイクのエンジンの様にシリンダが上、クランクケースが下にありピストンが上下運動して、出力に換えております。大きな排気量の採用されております。

縦置きエンジンにも種類があります。画像はハスクバーナ346XPNEですが、燃焼室とクランクケースが一体になった機種と、古い共立のチェンソーのように、エンジンが単体で外れる機種があります。(左画像参照)

一方横置きエンジンですが、シリンダとクランクケースが水平に設置されております。水平に設置する事によりコンパクトに設計できるメリットがあります。小排気量やトップハンドルのモデルに採用されています。
コンパクトに設計できるのはよいのですが、分解・組み立てが難儀します。狭い所へキチキチに部品を詰め込んでいますので、組み方を間違えるとパーツが収まりません。





スパー式クラッチドラム
スパー型
エンジンの出力をソーチェンを回す動力に換えるわけですが、その伝達するクラッチドラムが二種類あります。

・スパー式クラッチドラム
・リム式クラッチドラム
の二種類です。

スパー式ですが、小排気量やホームセンターなどで販売されているチェンソーに採用されています。構造が単純・低コスト・ソーチェンの取り外しが安易にできるなどがメリットでしょうか。ソーチェンが噛み合う場所が消耗すれば、クラッチドラムごとの交換になります。

一方、リム式ですがこれはプロ向けと表現した方が良さそうです。クラッチドラムに付いているリムを交換する事により、ソーチェンの変更が可能になります。
またリムが消耗すればリムだけ交換すればよいので、出費がリム代だけとなります。

まずはスパー型。画像のクラッチドラムはゼノアG3500EZのクラッチドラム。
交換理由はブレーキを掛けたままエンジンを吹かした為ブレーキ部分がツンツルテンになっている。
エンジンチェンソーの使用方法をしらないユーザーがよくやるミス。また知人にチェンソーを貸したら壊れて帰ってきた、などがあげられる。
さらにソーチェンが当たる歯車部分が磨耗している。



リム式クラッチドラム
リム式クラッチドラムです。画像はハスクバーナ346XPNEです。
二段目画像ドラムとリムが合体している画像です。
三段目がクラッチとリムを切り離した画像です。

リムを交換する事により、1/4⇔0.325とか3/8のリムに交換できます。1台のチェンソーで3種類のソーチェンが使えます。
注)その場合はガイドバーも同時に交換しないといけません。

リムが消耗すればリムだけの交換で済みますので、経済的です。リムも7〜800円程度でしょうか?

しかしソーチェンを付ける時に若干コツが必要ですが、まぁ慣れの問題でしょうか?


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